エアコン・サブスクリプションのご提案

毎年、青森県内も夏場が厳しくなり何とか扇風機などでしのいでおりますが、エアコンが
必需品となってきている状態です。

実際エアコンを購入しても、基本工事以外の追加工事(電気工事)が必要となる場合が多
くその場で現金払いという余計な出費に躊躇しキャンセル断念する世帯も多々あるようです。

そこで、他県の市町村では子育て・高齢者(65歳以上)世帯を対象にエアコンのサブスク
リプション事業が目立つようになってきております。

月々１０００円前後でメーカーと連携して実施している所もあるようです。

コロナ過等色々な理由で購入できない世帯もあると思いますので、おいらせ町でも導入され
れば夏場の家庭内熱中症対策にもなるのではないかと思いますので、ご検討の程よろしくお
願い致します。

６月２５日投稿の町民の声に回答いたします。

投稿いただきましたエアコンのサブスクリプション事業につきましては、令和3
年度に環境省が実施した「サブスクリプションを活用したエアコン普及促進モ
デル事業」の事業効果検証結果が令和５年3月に公表され、一定の熱中症の
予防効果があった可能性があることが報告されています。

町が新規事業を実施する場合、まず費用対効果の検証を行いますが、環境省
のモデル事業で実施した地域（主に関東地方）と青森県を比較すると、真夏日
は半分以下、猛暑日及び熱帯夜はほとんどないことから、現状ではそれほど効
果が期待できるものではないと考えています。また、サブスクリプション方式は
利用者に定期的な費用負担が発生します。昨今の化石燃料エネルギーの価格
高騰に伴う電気料金の値上げも既に大きな負担増となっていますので、慎重
な検討を要すると考えます。

以上のことから、現時点では当該事業の実施を検討しておりませんが、今後も
地球温暖化による全国的な気温上昇が予想されておりますので、必要性が生じ
た場合は、今回いただきましたご提案を選択肢の１つとして、参考とさせていただきます。

限られた財源のなかで、優先的に実施すべき事業を選定し、町民の需要に対
応した行政運営を行ってまいりますので、ご理解願います。

貴重なご意見、ありがとうございました。