クラブチーム活動の公欠について

中体連夏季大会について、6月17日（土曜日）～18日（日曜日）開催されます。

自分の息子はクラブチーム（サッカー）へ所属しており、中体連出場資格はありません。

尚、同日、日本クラブユース選手権東北大会が東北各地にて開催されます。

そこで、クラブチームから学校長宛てに公欠として取り扱っていただくようお願いの文書を
提出しましたが、認めていただけませんでした。

近隣市町村のチームメイトの確認したところ、おいらせ町学区のみ認めていないことを
確認しました。

中学校側からは、中体連は学校活動ということと、欠席扱いになるが受験には影響が
ないと説明されました。

教師の働き方改革を考慮してか、2年前（3年前かも）中学校側の都合でサッカー部が廃部
となりクラブ活動が主流となってきている中で、なぜ、おいらせ町だけがクラブ活動の公欠
を認めていただけないのか理解できません。

６月１６日投稿の町民の声に回答いたします。

お問い合わせいただきましたクラブチーム活動の公欠について、中学校には公欠（正式には
公認欠席）という取り扱いはなく、公欠が制度として認められているのは、高等学校や大学等
になります。

中学校では、学校教育法や学校保健安全法等の規定により、感染症や災害等発生の非常時
に校長の判断により出席停止とすることができ、この場合は「出席すべき日数」から減ずること
になり出席にも欠席にもなりません。

また、平成２２年５月１１日に文部科学省から発出された「小学校、中学校、高等学校及び特別
支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について」の通知では、「学
校の教育活動の一つとして生徒が運動や文化などにかかわる行事等に参加したものと校長が
認める場合には、指導要録の出欠の記録においては出席扱いとすることができる。」と記載され
ております。

これは、学校の教育活動（部活動等）で大会等に参加した場合は「出席扱い」にすることができ
るということになります。例えば、既存の部が中体連の全国大会に金曜日に出発する場合や、
県大会が運動会と日程が重複した際に県大会に出場する場合などは校長の判断で出席扱いと
することができます。あくまでも学校の部活動が対象となります。

ただし、地域のクラブチームによっては、中体連に参加するチームもあります。この場合は部活動
の地域移行にも合致するものであり、「出席扱い」の判断材料になると考えます。

次に、町内でサッカー部が廃部になったケースは、教員の働き方改革に配慮したものではなく、部
員が減少し、部の維持・存続が困難になったためと把握しております。近隣のクラブチームに所属
する生徒が増えたことに原因しているとのことです。

現在、ご存知のことかと思いますが、部活動の地域移行が進められております。部活動の受け皿が
どのような団体になるのか、中体連の大会運営がどのように行われるのかなど未確定な部分が多く
あります。今後、実際に地域移行が現実のものとなり、大会が開催されることで「出席扱い」の捉え方
が変化してくことが予想されます。現時点では、これまでにお示しいたしました法令や通知を根拠に
校長が判断することになりますので、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。

この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございます。