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式辞全文

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年11月5日更新

おいらせ町合併20周年記念式典 成田光寿町長 式辞

  11月1日に開催されたおいらせ町合併20周年記念式典で成田光寿町長が述べた式辞の全文を紹介します。

式辞全文

 秋の深まりとともに、故郷の母なる川、奥入瀬川から遠くに望む、八甲田の峰々が白くなってまいりました。この晩秋のよき日に、おいらせ町合併20 周年記念式典を挙行いたしましたところ、公私ともにご多用の中、ご来賓の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様にご臨席を賜り、心より厚く御礼を申し 上げます。
 おいらせ町は、平成18年3月1日、百石町と下田町の合併により誕生し、本年、合併20周年という大きな節目を迎えました。この記念すべき節目を迎えることができましたのは、ご臨席の皆様をはじめ、関係機関、関係団体の皆様のご指導とご協力、そして何よりも、町民の皆様の温かいご支援とご尽力の賜物であります。ここに改めて、深く敬意を表しますとともに、心から感謝を申し上げます。
 20年前の3月1日、ヤマセ雪が降りしきる中、おいらせ町は産声をあげました。当時、私は合併協議会事務局職員として、新しい町の誕生の瞬間に立ち会いました。そして今、20歳を迎えた、この町の町長としてこの場に立っており、何か不思議なご縁を感じるとともに、大変感慨深いものがあります。
 わが町は、奥入瀬川をはじめとする豊かな自然に恵まれ、地域に根差した歴史と文化、そして人と人とのつながりがあります。これらは、先人から受け継いだ、かけがえのない財産であり、まちづくりを進めるうえでも、未来を切り拓く、大きな力となるものであります。
 合併からの20年間、私たちはこの力を結集し、さまざまな困難を乗り越えてまいりました。忘れてはならないのが、平成23年に発生した東日本大震災であります。当町の沿岸部にも大津波が押し寄せ、甚大な被害を受けましたが、多くの方々が助け合い、支え合いながら、この苦難を乗り越えてまいりました。また、令和2年の新型コロナウイルス感染症の流行に際しては、人との交流が制限され、日常生活や経済活動に大きな影響が生じました。そのような状況にあっても、絆を大切にし、力を合わせて、感染症対策に取り組んでまいりました。こうした幾多の困難を乗り越え、安定した行政運営を続けてこられましたのは、町民の皆様をはじめ、関係するすべての方々の、 ご理解とご協力があってこそであり、改めて深く感謝申し上げます。

 現在、わが国では、人口減少や少子高齢化が進み、地域社会を取り巻く環境は大きく変化しております。当町においても、将来を見据えて取り組むべき課題が数多くあります。このような時代だからこそ、町民の皆様の声に耳を傾け、暮らしに寄り添い、心を一つにして歩む、「町民第一のまちづくり」が何よりも大切であると考えております。
 現在計画している新庁舎や新病院の整備をはじめ、町の将来を形づくる重要な取り組みを着実に進めるとともに、町民の皆様との対話を大切にし、地域の特性や可能性を生かしながら、新たな活力の創造に努めてまいります。そして、誰もが安心して暮らし続けられ、将来に希望を持てる町の実現を 目指してまいります。
 この合併20周年は、これまでのあゆみを振り返るとともに、これからのおいらせ町を築く新たな出発点であります。新たなステージを迎えた今、 私が大切にしたいのは、「挑戦」と「絆」であります。
 一つ目の「挑戦」は、その言葉のとおり、さまざまなことに果敢に挑み、 時代の変化に柔軟に対応しながら、新たな可能性を切り拓いていくことで あります。
 二つ目の「絆」には、二つの意味を込めております。一つは、子どもからご高齢の方まで、今を生きるすべての人を大切にする、横のつながりであります。
 もう一つは、先人が築いてきたものを受け継ぎ、今のおいらせ町を未来へと引き継いでいく、縦のつながりであります。そのためにも、「絆をはぐくみ、ともに歩もう」という思いのもと、地域の力を結集する「オールおいらせ」で、希望に満ちた未来を築いてまいります。
 結びに、これまで町の発展にご尽力いただいた歴代の町長をはじめ先人の皆様に、心から感謝と敬意を表しますとともに、ご臨席の皆様には、今後とも一層のご支援、ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 併せて、本日ご臨席の皆様、ならびにすべての町民の皆様の、ご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、式辞といたします。

令和8年11月1日
おいらせ町長 成田 光寿


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