古墳館歴史講座を開催します
おいらせ阿光坊古墳館歴史講座を開催します。
おいらせ阿光坊古墳館では令和5年度おいらせ阿光坊古墳館歴史講座を10月に開催します。
第1講座 (10月1日) は 東村 純子 氏(福井大学 准教授)
第2講座 (10月13日) は 女鹿 潤哉 氏(元県立岩手博物館 学芸員)
第3講座 (10月15日)は 林 正之 氏(大田区立郷土博物館 学芸員)
第4講座(10月29日)は 鈴木 拓也 氏(近畿大学 教授)
以上の方をそれぞれ講師に招きします。専門家の視点から古代の阿光坊古墳群や、「エミシ」と呼ばれた人々の立ち位置、また当史跡ともゆかりが深い、古代の紡織の技術について講演いただきます。
オンライン講座と、対面講座を各2回づつ行います。この機会にぜひ聴講ください。
日時 |
演題・概要 |
講師 |
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10月1日(日曜日) 13時30分~15時00分 ※オンライン講演 |
演題:古代日本の紡織 古代の日本では、麻や絹などの動植物の繊維から糸を作り、布が作られました。それはどのような技術だったのでしょうか。遺跡から発掘された考古資料やアジア各地に伝わる民族事例から読み解きます。 |
東村 純子 氏 専門は考古学。京都大学大学院で博士号を取得後、京都大学総合博物館、及び国立民族博物館の研究員を経て、現在は福井大学にて准教授として従事。 |
10月8日(日曜日) 13時30分~15時00分
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演題: 「えみし」の実態とその末裔について ヤマト政権倭国や7世紀後半に、中国唐の律令制を導入して誕生する律令国家日本から「蝦夷」などと記され、「エミシ」、「エビス」などと呼ばれた人々、「えみし」とその末裔について論じます。 |
女鹿 潤哉 氏 専門は日本北方古代史。早稲田大学を卒業後、岩手県立学校の教職を経て、岩手県立博物館にて学芸員として従事。現在は岩手県立杜陵高等学校にて教鞭をとる。 |
10月15日(日曜日) 13時30分~15時00分
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演題:墓制と建物から見たエミシ社会の動態 エミシと呼ばれた人々の社会を、「末期古墳」と「竪穴建物」という2つの視点から考えます。さらにその背景にある、エミシ対国家という二項対立えは捉えきれない、東日本各地の社会の複雑な動態にも迫ります。 |
林 正之 氏 専門は日本考古学。東京大学大学院博士課程を満期退学後、東京都の江戸川区教育委員会を経て、現在は大田区立郷土学物館にて学芸員として従事。 |
10月29日(日曜日) 13時30分~15時00分 ※オンライン講演 |
演題:東北古代史の中の阿光坊古墳群 阿光坊古墳群の調査成果などから古代エミシの社会と文化について考え、併せて上北地域を含む東北北部の蝦夷が古代国家といかに関わったのかを考察します。 |
鈴木 拓也 氏 専門は日本古代史。東北大学大学院にて博士号を取得後、近畿大学にて講師・准教授を経て、現在同教授。
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要予約(電話、窓口にて承っております)
場所:おいらせ阿光坊古墳館 体験学習室
住所:青森県上北郡おいらせ町阿光坊107-4
☎:0178-20-0405 📠:0178-20-0465
※定員40人(要予約)
【講座ポスター】