松くい虫被害及びナラ枯れ被害の予防について
松くい虫被害及びナラ枯れ被害の予防について
松くい虫被害は、マツノマダラカミキりという昆虫によって運ばれるマツノザイセンチュウという小さな線虫がマツの木に侵入することによってマツが枯れる伝染病で、県内では深浦町と南部町で被害が発生しています。
また、ナラ枯れ被害は、カシノナガキクイムシという昆虫が運ぶナラ菌によってミズナラやカシワなどのナラ類が枯れる伝染病で、県内では深浦町で被害が発生しています。
これらの被害が、県内各地で発生するようになると、農林水産業をはじめとする産業・経済のほか、青森県が誇る自然景観や観光資源などに大きな影響を与えます。
このため、以下の3点について住民の皆さんの御協力をお願いします。
(1)マツノマダラカミキリとカシノナガキクイムシは、それぞれマツとナラ類を伐採した際に発生する臭いに集まる習性がある
ため、これらの昆虫の活動期(6~9月)には、マツとナラ類を伐採しないようにしましょう。
(2)マツ丸太やマツ苗木、ナラ丸太を他県から持ち込むと、県内に松くい虫被害やナラ枯れ被害を呼び込む可能性があるた
め、県内産のものを利用しましょう。
(3)松くい虫被害やナラ枯れ被害を防ぐためには、葉が黄色に変色したり、枯れたマツやナラ類を早い段階で取り除くことが
大切です。自宅の庭木や街路樹、山林など、身の回りで枯れている、または枯れかかっているマツやナラ類を見つけた
ら、上北地域県民局林業振興課、おいらせ町役場農林水産課、森林組合までお知らせください。
大切な森林資源を次の世代へ引き継ぐため、御協力をお願いします。